——「ロール一筋30年」
ゴム材料の精練工程に携わって25年のベテラン。
粘度が低く練りにくい材料・練りのタイミングや温度で使用不能になってしまうデリケートな材料等、困難な精練も長年の経験で完璧に練り上げます。
機械による自動精練が増える中、1から全て手作業で、ゴムと対話する練りを行うことができる職人です。
——「押出スポンジと共に半世紀」
当社の主力の製造工程である押出成形の発泡体材料開発に半世紀にわたって取り組んでいるパイオニアです。日本の押出スポンジ製品の歴史と共に歩んできたレジェンドです。
できるまで、諦めずにとことん突き詰める姿勢で、当社の押出成形材料の幅を今もなお広げ続けてくれます。
——「綿密なデータの蓄積から生み出される難形状」
押出成形の口金設計は、材料・成形機の特性・成形時の治具づかい・発泡倍率・収縮率・加硫方法等多岐にわたる特性を理解したうえで行う必要があります。通常、トライ&エラーによって行われる為、多くの試作を重ねる必要がありますが、データの蓄積と独自の計算方法によって、少ない回数の段階からの近似形状出しが可能に。オリジナルの口金設計を確立しています。ほかではできない押出成形形状の数々を、カタチにできる確かな実績があります。
——「ゴムとの対話」
押出成形とりわけ連続加硫製法におけるオペレーションは、ゴムとの対話が求められます。条件通り出すだけでは、良品ができないこともしばしば。
「ゴムは魔物」という言葉が業界ではまことしやかにささやかれていますが、その日の気象条件はもちろん、精練のコンディションや原材料ロットの微妙な違い等々によって、微調整が求められることが日常になります。
情熱をもってゴムと対話し、最適な条件で最良の製品をつくるノウハウをもって日々のオペレーションに取り組むとともに、後進の育成にも取り組んでいます。